ルパくんのように外鰓の血管を切断してしまった桜花ちゃんの症例と治療例を 飼育者であるいちこ様よりご報告頂き、許可を頂けましたので公開致します。 桜花ちゃんは見事回復して完治に向かいました。良かった^^

ルパくんは残念ながら永眠してしまいましたが、 桜花ちゃんのように太い血管を切断してしまっても回復する子もいるのです! もし、ご自分のウパが怪我をしてしまっても諦めないで下さいね^^

以下、いちこ様から頂いたの資料(メール)をそのまま引用させて頂きます。 ご協力ほんとうにありがとうございましたm(__)m


桜花ちゃんの症例と治療例

名前:桜花(さくら) 品種・リュースティック ♀。2才7ヶ月。体長27cm。体型・標準。性格・臆病。 2才1ヶ月の時に水カビ病にかかったが、なぜか白点病の薬で完治。薬はともかく 頻繁な水替えが功を奏したと考えられる。

冷凍シュリンプで生育していたが、ウパが2才の時に引っ越し、手に入らなくなる。 以後ずっとキャットを2日に一回3,4粒ほどか1日2粒程度与えていた。まちまち。 生き餌は1年半前にやったのが最後。 マグロや肉などはたまに。ただ、最後にあげたのは大出血の1週間以上前。 水替えは週一回。血管切断当時の水温は26度

7月30日

25日に水を換えたばかりなのに、翌日から白濁り。暑さによる水質の悪化か? 27日夜。ウパが突然ひどく暴れる。 28日朝。白濁りに、水面の泡が追加。 27日になんらかの理由でエラを傷つけたのかも知れない。 忙しかったので、コリドラスを一気に5粒与えたところ(おい)4粒ぱくっと食べたが、 その際にエラから大出血。 慌ててwebを調べ、止血方法を知るも焦りが高じてさらに大出血させてしまう。 タオルでつかんだため肌荒れを起こす。 痛いのかうろうろし、さかんに空気を吸いに水面に出る。しかも空気を吐かない。 このままでは………一時期エラの先が真っ白に。

7月31日

夜半に出血した様子はないが、朝8時半に大出血を起こす。 どうやら表面の細かい泡=出血の証拠のようだ。この泡は糞を長時間放置した時にも 見たことがあるが、糞や血液は高栄養なので、水中の細菌が活性化して不純物を出し、 結果このような泡が出来るのではないか?と思う。 体力が心配だったので、ごちそうである肉(加熱処理済)を与えると喜んで食ったが、 直後に出血。しかし今度は気にしているようすはない。 もっとくれ、と言わんばかりにガラス面に貼り付く。 ゴールデンが混ざっているので、しっぽが白ではなく薄い黄色になる。

8月1日

泡も出血もない。体は沈んでいる。朝は外に出て「餌をよこせ」と暴れていたが、 昼からたこつぼにこもる。 私を見ると暴れるので水槽を段ボールで囲う。 金魚用の酸化防止剤を水槽に投入。

8月2日

泡も出血もない。たこつぼに籠もっている。この日に地震があった。 以前地震で怖い目にあってから、地震の前には必ずひきこもるようになっていたので、 辛いからかどうかは不明。 出てきた時に、白くなっていたしっぽに赤みが差しているのに気づく。

8月3日

泡も出血もない。たこつぼから出てくる。エラに赤みが戻ってきた。

8月4日

顔も普段の色に戻ってきた。 午後1時に少量の出血。泡立ち&水がかすかに赤銅色に染まる。 暴れ、何度も空気を吸いに出るがそれ以上出血する気配はない。 赤い小さな固まりがなかなか溶けない。もしかするとこれって、かさぶた? かさぶたが剥がれ、そのさいに少量出血したのではないか。 暴れているのは痛がゆいせい? 少しづつ血が水に溶けているのか、 エラの色が再び薄くなる。しかし肌の血色は良く、目には力がある。 空気をやたら吸うが、ちゃんと吐き出す。この子は腹が減った時、代わりに空気を 吸うくせがあるので出血のせいとは言い切れない。

8月5日

朝起きたらエラが白っぽかった。夜中に少量出血したのか? 泡立ち有り。 朝方、真っ黒な便を少量出す。 もう6日も食べていないので少量与える。コリフードを一粒半食べて満足したらしい。 胃が小さくなっているのかな? コリフードにしたのは、水をすべて換えられないため、 生餌では水カビが発生しやすくなると懸念したため。 その20分後くらいに再度少量の出血を見る。 しかし頻繁に空気を吸いに行ったりはしない。沈んでいる。

8月6日

頻繁に空気を吸いに行くが、原因は自明の理だ。 怪我をしてからまるっと1週間、ようやく全体の水替えを行う。その前にコリフードを半粒あげた。 水換え中も後も大人しくしていた。えらい。 水替え後は空気を吸わず、ぼ〜っとしている。ここで大発見。 怪我をしていないほうのエラがやたらふさふさになってる! 片側だけでも空気をたくさん取り入れようとして、大きくなったんだろうな。 エラの色はまだまだ薄いが、元気そうだ。 出血したとみられる血管は、短いながらもまだ存在する。 金魚用の酸化防止剤を再度、水槽に投入。

(後日談)
その後結石騒ぎになるのだが……… どうやら奴は酸化防止剤を食ってしまったようなのだ。 つまり結石じゃなくてあれは「きんぎょのいし」 排出されたあと3日は、気分が悪いのか食欲が無かったが、その後鬼のように復活。 空腹がよほどこたえたのか、私を見ると追い回すようになった。今もパソコンをする 私の背中をじっと見つめている。「ギブミー・チョコレート!」状態。怖い………。



今回の怪我の対処

水温=26度
わざと26度のままにしていた。うぱは冷血動物だが、ボンドを誤飲させた時に (傷口を接着しようとした)体温が下がっていくのを手のひらで感じた。 もしかして、暖めた方が良いのでは、と感じた。

水槽の中=たこつぼ・橋・水温計・投げ込みフィルター
暴れれば再度出血をする危険があったが、臆病なさくらにとって広々とした水槽は ストレスになると判断し、置物のみ撤去した。 4日に暴れたので橋も撤去した。

水替え=1日2回2分の一程度
水カビ病の時に染みついた「うぱ不調=きれいな水必要」の信念。

水槽=囲った
静かな場所にあるのでそれはいいが、私の姿を見ると「餌をくれ」と暴れ、 電気を付けると嫌がるので段ボールとタオルで囲い暗くする。



今回の怪我の要点

このケースとルパくんのケースを比較してみると分かるのですが 「最初にミスって大量出血させてしまった」のはみちよさんも私も同じです。 おそらくほとんどの人が同じ失敗をするのではないでしょうか。 ただルパ君が3日目以降も出血し続けたのに対し、さくらは3日目の時点で 血が止まっています(あ、ちなみに止血には失敗しています………(−−;)) 大出血を起こしたショックが直接の原因だとはあまり考えられません。

直後はさくらにも食欲はありませんでしたが、翌日には餌をねだっていました。 おそらく、大出血を起こした後にも血液がずっと染み出ていたことが体力低下の 最大の原因です。 考えられるのは 「傷付けた血管の太さが違った」 「自己治癒能力の個人差」 です。 ルパ君は怪我をしても治りにくいと書いておられましたね。おそらくそれが、 原因だと思います。うぱの個体差なのです。みちよさんの飼っておられるうぱが 同じように怪我をしたとしても、結果は違うものになると思います。





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